日食の撮影--失敗(^^;)


 1997年3月9日、朝起きて日経MIXにアクセスするとscience会議が日食の話題が盛り上がっている。起きた時はすでに日食開始したあと。今日が日食だとは完全に忘れていたのだけど、突然、QV-10Aで日食の撮影が可能かどうか試したくなって道具を集めた。

日食サイト - www.solar-eclipse.org
東京の日食開始 8:54, ピーク 10:04, 終了 11:19


左上-現像済みのフィルム(常に持ち歩いて入る)
右 - 分解した3.5"FD フィルムの部分を使う

 ガラスに蝋燭でススを付けているような時間はなかったので、とりあえずいつも持ち歩いている現像済みフィルム、あとは日経MIXから仕入れた情報でFDを使う。5.25"が大きくていいけど、3.5"しかなかったので、3.5"を分解する。
 現像済みフィルムを常に持ち歩いているのは、手塚治虫の漫画だったか、天災が起きる時に太陽黒点を観察するシーンが印象的だったので。でも実際は日食にしか役に立たない(^^;)。


左-現像済みのフィルムを使ってQV-10Aで撮影
右 - 3.5"FDを使ってQV-10Aで撮影

 現像済みフィルム、3.5"FDを使ってQV-10Aで撮影してみるが、上の様に明るすぎてダメ。EVシフトしても修正不可能。次に現像済みフィルム、3.5"FDを重ねて撮影すると下の写真の様にある程度、日食は判るが小さすぎて観測には不可。


現像済みのフィルムと3.5"FDを重ねてQV-10Aで撮影
欠けているのは判るが、誤差程度(^^;)…観測には不可

 後から考えて見ると、観測用にデジタルカメラを使うなら黒い紙の真ん中に穴を開けて紙に太陽の影を写す方法が一番楽。直接、撮影する必要なかった(^^;)。QV-10などでは時計もないので時間が写し込めない問題が大きいし。

 教訓としては、ちゃんとした撮影には、十分な準備が大事という事か。

 ついでに銀塩カメラで撮影すれば、当然の事ながらちゃんと写る。 フィルタには3.5"FDを一枚だけ使いAEで撮影。


3.5"FDにより銀塩カメラで撮影
(Canon EOS1000S SIGMA70-210 撮影時210mm)
左 - 日食がピークの頃
右 - 終わりの頃


Digital Camera Maniax

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