デジタルカメラ・撮影失敗の救済2 色ムラの対策


 安価のデジタルカメラでは、色ムラ、色のノイズが表れる事が多い。その要因はさまざまなので説明する事が難しい。
 色ムラを救済する手は大きく2つあり、一つは色情報をぼかす(高周波を落とす)事であり、もう一つは彩度を落とす事である。後者は背景や目立たない部分で使う。

 色情報をぼかすには、次の二つを覚えておくとよい。両者、意味的には同じである。

1) Labモードにして、abの各チャンネルをぼかす
2)レイヤーを複製し,上のレイヤーをぼかし描画モードを「色相と彩度」にする。

 前者はメモリをあまり消費しないが、試行錯誤がやりにくい。後者はメモリを多く消費するが、試行錯誤が簡単。後者の方法は「Adobe Photoshop(R) 4.0 Overview」の中の「Russel Brown's Tips & Tricks」でも説明されている。


元画像(QV-100にて撮影) 肌に色ムラが多く、前髪の右が緑がかっている


左-元画像の拡大(色ムラが判る)
右-上記方法でガウス10ピクセル分色情報をぼかした


完成

 上記方法で色ムラを取る。上前髪右側が緑がかっているのは、スポンジ・ツールで彩度を落とす。さらに、色のメリハリをつけるために「色相・彩度」で彩度を+20、「明るさ・コントラスト」でコントラストを+15、「シャープ(輪郭のみ)」を一回 したのが上の写真。(完成してみるとあまり変わってないか(^^;))


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