遠近法と撮影位置


 Photoshopの機能としては理解していても、実際にどういう局面で使えばいいか判らない機能というのは多いかもしれない。例えば、フィルタ/変形/球面がレンズの樽型歪み等を補正するのに使えるのに気がつかない人もいる。

 編集/変形/遠近法(または自由な形に)の機能も、機能は簡単であるが使う局面がよく判らないかもしれない。

 例えば、上の写真を撮影する時、歩道が狭いのでかなりな広角レンズが無いと正面から店前面すべてを撮影するのは不可能だった。そこで斜めではあるけれど、全体が入る写真を撮っておく。
 水平、垂直が判る様にグリッドを表示させ、画像全体を編集/変形/遠近法(または自由な形に)で正面の絵に近づける(下の図)。



 下の写真が結果である。端が欠けているのでレイアウトしたり、描き直したりした方がよい。また、元の写真からしてやや樽型に歪んでいるので、フィルタ/変形/球面で補正するとよい。
 これで正面から撮ったと言われても違和感無い写真に作る事が出来る。元の写真と比べてみるとよく判るだろう。

 撮影場所はトルコ、イスタンブールの有名ロカンタ「PUDDING SHOP」。場所柄、値段は高いが美味しい。カメラはQV-3000EX)


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