印刷方式:昇華型熱転写方式、3色順次印刷+保護層
印刷ヘッド:384ドット
印刷解像度:203dpi
階調:CMY各64階調 約26万色
印刷サイズ:18mm幅テープ 120×160 Pixel (15×20mm)
36mm幅テープ 240×320 Pixel (30×40mm)
46mm幅テープ 344×459 Pixel (43×57.4mm)
外部インターフェイス:シリアル (ケーブルはカメラ用と兼用)
サイズ:180×98×199mm、約1.1Kg
QG-100から大きな変更は無い。
前身のQG-100に対して、次の様な特徴を持っている
1) QVカメラとDP-300だけでカレンダー、セピア、フレームなどが可能
2) 画質が綺麗になった
3) スピードが速くなった
4) ロングテープ、白黒テープに対応しラベル等に応用範囲が広くなった
2)と3)については、どちらかと言うとQG-100の問題点を改良したに過ぎないという説もあるが(^^;)、まあ、結構よくなった。
デザインは箱形から変わり、サイズ自体は多少大きめになっている。
新たに36mm幅カラーロング、46mm幅カラーロング、18mm幅白黒、24mm幅白黒、46mm幅白黒が使えるようになった。
白黒テープはラベルプリンター「ネームランド」のもので、当然階調表現は出来ない。ホントのラベル向け。また白黒テープは、付属ソフトのQV
Craftからしか使えない。
今まで事実上、無価値だった46mm幅テープがまともに使えるようになった(参照→ )。
テープの種類が増えて外見からだけでは種類が判りにくくなった。特に、同じ幅でショートとロングは非常に間違いやすいので注意。もうちょっとパッケージを変えてくれるといいんですがねえ。
型番の最後がLGなのがロングテープ。
46mm幅ショートだと思ってデータを作り、46mm幅ロングのテープを入れて印刷を行うと、印刷のダイアログでテープとデータのサイズを確認出来るが、大抵気がつかないで2枚印刷してしまう。注意すること。
従来と同じ様に、テープカートリッジの種類は自動認識される。DP-300のテープカセットが入る部分の左側にそのスイッチが見える。
DP-300に付属するソフトQV Craftが無いと、パソコンからの印刷は出来ない。QG-100用の印刷ソフトなどは使えない。QV Craft自体は、DP-300に特化した機能として面白いものはあるが、CD-ROMドライブ必須なのはめんどくさい。、
この様な使い方をしても、カシオでは保証もサポートも出来ないでしょうから、自分の責任の範囲内でお試し下さい。私への個人的質問は受け付けます(^^)。
0) Without CD-ROM
「白紙作成」、「ファイルを開く」を使い、CD-ROMのデータへアクセスしない限りは、CD-ROMは不要。これだけでも、最低限覚えておいたほうがいい。
CD-ROMは不要でもHDに32Mは必要(;_;)。
1) 100Mコース
o CD-ROMにアクセスするスピードに耐えられない人に
o CD-ROMの無いマシンでも動かしたい人に
CD-ROMが無くても、すべてのデータをHDにコピーしてQV Craftの全機能を使うことが出来る。まず、ボリューム名をCD-ROMと同じDp300appという名称に変更し、Dpdataという名称のフォルダをそのボリュームの一番上にコピーしておく。
これにより、QV Craftは、Dp300appというボリューム名からデータを持ってくるのでCD-ROMは不要になる。
PowerBookでHDを多量に使っていい人にお勧め。DP-300持ち歩いてね(^^)。
2) 50Mコース
基本的には上記の方法を行い、さらに不要なデータを減らす。
Thumbフォルダ -- QV Craftと同一階層にある 約30M
サムネイルのデータと画像情報を納めている。この内容は大体予想がつくであろうから、不要だと自信があれば削除してもよい。
*.lstは実際はテキストデータなので、エディタで無理やり内容は読める。*.thmは特殊なフォーマットなので下手にいじらないほうがいい。
Dpdata -- CD-ROM上にあったフォルダ 約66M
CLIPART クリップアート/GIF(透過) 4.7M
FRAME 枠データ/GIF(透過) 2.3M
PICTURE 写真データ/JPEG 1.4M 512*344 Pixel
STRTEX テクスチャー/JPEG 270K
STRTMP 文字テンプレート/QVL 1.5M
TEMPLATE テンプレートデータ/QVL 53M
TEXTURE テクスチャデータ/JPEG 2.8M
上の表を見れば判るように、ほとんどはテンプレートデータが占めている。テンプレートとは、実際にクリップアートや写真や枠のデータとそのレイアウト情報からなっているのであって、データへのリンク情報を保持している訳ではない。そのため、この様に巨大なサイズになっている。
Thumbフォルダから削除したジャンルについては、テンプレートも削除してしまうとさらに容量が減る。ただし、TEMPLETEフォルダの中のファイル名は番号の羅列なので、ダブルクリックして開いてみてからでないと内容が判らない。
実際には、上記のThumbフォルダにある必要な*.lstファイルをエディタで開き、関連する*.qvlファイルだけを残して置くとよいだろう。
ちなみに、*.lstはfile typeがTEXTにはなってないのでエディタで素直には開けない。YooEditならOPTIONを押して「開く」を選ぶ。
3) 2Mコース
すっぱりと、白紙作成以外を使わないようにする。そうすれば、Thumbフォルダも、Dpdataフォルダも消す事が出来るので、2MBしか占有しなくなる。枠データなどは自分で好きなものだけを用意すればよい。
4) ShrinkWrapコース
ShrinkWrapを使って、DpdataフォルダがあるDp300Appというボリュームのイメージを作った方が、ヘンな名前のボリュームを作らずに済むのでお手軽。
ただし、ShrinkWrapで圧縮するとなると時間がかかるので実用的かどうかは難しい。